結婚指輪の計画を立てているみなさんにとって、同時に考えなければならないのが、婚約指輪の購入。
中にはもう婚約指輪は決めている、購入済みである、既に相手に贈ったなんていう方もいらっしゃるかと思います。
しかし、2つ用意する意味を答えられる方は多くなく「結婚指輪は式当日に交換するもの」「婚約指輪は結婚前に渡すもの」など、漠然としたイメージで購入してしまう方も多くいらっしゃるのが現状のようです。
このように、おろそかになってしまいがちな結婚指輪と婚約指輪のちがいについて調べました。それぞれの意味を知ることで、指輪選びの参考になるかもしれませんよ。
どちらも結婚を考えた際には、準備をしなければならないものには変わりありません。
前述したように、漠然と多くの方が持っている、婚前と式当日に分けて渡すというイメージ。
もちろん、それも正解ではあるのですが、プロポーズをする際の単純なプレゼントのような感覚で婚約指輪を捉えている方も、中にはいらっしゃるようです。
そういった印象から「婚約指輪はダイヤの付いた派手なものを…」と、本来の指輪が持つ意味を失いがち。
婚約指輪と結婚指輪の持っている意味合いが、デザインや装飾に影響をおよぼし、両者のちがいを生んでいる事を忘れてはいけません。
昔から「婚約=結婚を約束する」「指輪=その証」として、婚約指輪は用いられてきました。いつの時代でも、プロポーズをすると同時にその証明として、婚約指輪を贈っていたのです。
また、ダイヤモンドである理由には諸説ありますが、15世紀頃より王家の間でダイヤモンドのついた婚約指輪を贈ることが習慣となりました。
世界で最も硬く、美しい輝きが永遠に失われないダイヤモンドは、いつの時代でも女性を魅了し、その価値観は今も変わらず引き継がれ、男性がその永遠の愛を誓うために最適なアイテムとなったといわれています。
このように、婚約指輪が相手への愛の証であることに対して、結婚指輪はふたりが結婚していることを証明するための指輪になります。日常的につけることを前提としているため、つくりもシンプルです。
結婚指輪・婚約指輪は、何の証としているか、それぞれ意味があります。その結果がデザインの差にもつながっているのです。婚約指輪が単純な贈り物であるがゆえに、豪華で派手なわけではないということがお分かりいただけると思います。
結婚指輪と婚約指輪、それぞれの意味を知った上で選んだ指輪には、込める想いも違ったものになるに違いありません。